「キューティーハニー」主題歌でスタイルを確立

電話をかけながら夜道を歩く倖田來未。そのお相手は……（’08年７月11日号）

歌手の倖田來未（42）がデビュー25周年を迎え、12月６日、都内で行われた「KODA KUMI 25th Anniversary Documentary Film『walk』上映会」に登場した。 【私服でも倖田は...】すごい！ライブ打ち上げ終了後、飲食店から出てきた”かっこいい”倖田來未 『walk』は、倖田のこれまでの苦悩を乗り越える姿を追ったドキュメンタリー映画で、２日間限定の公開。倖田はファンの声援を受けると、「あかん。涙止まらん」と涙を拭い、満面の笑みを浮かべていた。 「倖田は、高校２年生の1999年に受けたエイベックス主催のオーディション『avex dream 2000』で準グランプリを受賞し、同事務所と専属契約を結びました。しかし、『テレビには出演させない』という事務所の方針で、クラブなどを回り、ひたすら下積みを詰んだといいます。そして、’04年リリースの11枚目のシングル『LOVE & HONEY』がトップ10入りを果たし、このシングルに入っていたアニメ『キューティーハニー』主題歌のカバー曲が大ヒット。 “エロかっこいい”独自のスタイルが確立しました。’05年から’06年にかけて12週連続シングルリリースを行い、３曲同時トップテンという女性アーティストとしては初の快挙を成し遂げ、12曲を収録したアルバム『BEST～second session～』は180万枚を売り上げました」（音楽雑誌編集者） 『FRIDAY』は“エロかっこいい”モード全開で人気絶頂の’06年ごろから倖田に注目。「ベストジーニスト2006」授賞式での大胆衣装姿や、『ブルーマン』よりも目立っていた青いドレス姿など、さまざまな倖田の姿を報じてきた。その中でも、特に印象に残っているのが、’08年、所属事務所「エイベックス」の株式総会で行われたライブ後の打ち上げでみせたオフの姿である。’08年７月11日号で報じた記事を振り返りたい──。 ◆私服でも“エロかっこいい” ’08年６月22日、東京・西麻布（港区）。日曜の夜10時、人気のタイ・ベトナム料理店から黒いワンピース姿で出てきたのは倖田來未だ。 この日、所属する「エイベックス」の株主総会がさいたまスーパーアリーナで行われ、倖田はライブに出演。１万5000人の前での“涙の熱唱”は大きな話題となった。 「倖田は’08年１月29日、ラジオの特別番組『倖田來未のオールナイトニッポン』内で『35歳をまわるとお母さんの羊水が腐ってくるんですね』と発言し、謝罪に追い込まれました。芸能活動を自粛し、自宅謹慎を余儀なくされたのです。そして同年の５月30日に活動を再開。この時は、大勢の人々の前で歌うことのありがたみを感じて涙したのだと思います」（音楽誌記者） 飲食店を出た倖田は、携帯電話をかけながら時折笑みを浮かべて歩いていた。 12月６日に、25周年を飾るシングル『This weekend』をリリース。冒頭の上映会でそのことに触れ、 「42歳でピンヒールをはいて踊るっていうのも倖田來未の良いところで、私にしかできないと思うんです。ファンが期待してくれる限りやり続けます」 倖田の“エロかっこよさ”は、これからも進化を止めることはなさそうだ。