斎藤知事が年頭挨拶「皆さんと思い共有ワンチームで」「風通しの良い職場づくりを進めていきたい」と決意
■「県民が復興に取り組んでいる時期に神戸で生活した経験は私が歩む道を方向づけた」
「実家のほうでやっておりましたケミカルシューズはじめ、神戸の地場産業、中小企業にも多くの被害を受けました。 高校を卒業して神戸に1年ほど戻りましたけれども、その間県民の皆さんが一丸となって復興に取り組んでいるという時期でございました。 そういった時期に神戸で生活したという経験は、その後の私が歩む道を方向づける期間にもしていただいたというところです。 東日本大震災での経験と合わせまして、わたくし自身の災害対応に対する考え方の根幹になっております」
■「30年経って世代が変わる 教訓を次の世代に」と阪神・淡路大震災から30年の取り組みにも決意
「30年たつとまさに皆さまご案内の通り、世代が変わってまいります。記憶は風化すると言われます。皆様が、この間職員の皆さんすべての皆様が歩んでこられた創造的復興の道のり、そしてその経験と教訓をしっかりと次の世代に伝えていくということが大事です。 1月17日には天皇皇后両陛下御臨席のもと、『ひょうご安全の日のつどい』を開催いたします。 また万博開催中の9月には、国内外の被災地の方々の首長さんなどの参加を得て『創造的復興サミット』も開催をするということを予定しております。 職員の皆様もそうですけども、震災後に入庁された方が約7割を占めてくるということで、改めて今回の復興の歩みを振り返りまして、災害時に何をすべきかということのそれぞれの役割を確認していくということが大事だというふうに考えております」
関西テレビ