北京五輪のフィギュア団体で銀メダルに輝いた日本。NHK杯の会場に勢ぞろいした。(C)Getty Images

　粋な演出に喝采が飛んでいる。 　11月10日、フィギュアスケートのNHK杯は国立代々木競技場第一体育館でエキシビションが行なわれ、2022年北京五輪で団体銀メダルに輝いた当時の代表メンバーが会場に勢揃いし、大きな歓声が上がった。 【画像】約２年半ぶりのメダル授与！エッフェル塔の麓で行われた北京五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式を特集！ 　第１部を終え、会場から嬉しいアナウンスがあった。日本フィギュア史上初めてオリンピックの団体でメダルを獲得した宇野昌磨、鍵山優真、坂本花織、樋口新葉、三浦璃来、木原龍一、小松原美里、小松原尊が五輪時に着ていた衣装で特別にリンクに登場した。 　 　今年８月に延期になっていたメダル授与式がパリ五輪期間中に実施され、念願の銀メダルが選手たちの手元に約２年半越しに届いた。当時はスケジュールの都合で授与式に出席できなかった宇野も、この日はしっかり参戦。メダルを首に下げ、みな笑顔を浮かべて歓喜のジャンプ。会場の声援に応えた。 　マイクを持った宇野は「皆さん、こんにちは」と挨拶。「この場を設けて頂き、とても嬉しく思います。２年半越しにはなりますが、無事皆さんのもとにメダルが届きました。この銀メダルは、このチームが一丸となって成し得た結果だと思います」と振り返った。「パリの時は僕は出席できませんでしたけれど、みんな僕を忘れずに指に書いてもらって嬉しかったです（笑い）。また氷上の上で皆さんと出会えたこと、僕は現役を引退してますけれども、それぞれがそれぞれの道をより精進していくと思います。本当に応援ありがとうございます」と感謝を語った。 　突然の登場にネット上では「昌磨くんがチラッと見えただけで涙が出てきた」「北京五輪の団体戦メンバー登場！これは胸熱」「素晴らしい計らい」「五輪出場時の衣装で出演。粋なことしますなぁ」など、ファンは熱い視線を注いだ。 構成●THE DIGEST編集部