バズアップビートすでに大物感、厩舎の偉大な先輩ドウデュースと同じ舞台で新馬勝ち狙う/新馬戦
<新馬戦情報> 厩舎の偉大な先輩に続け! 友道厩舎の素質馬バズアップビート(牡、父エピファネイア)が、7日の日曜小倉芝1800メートルで初陣を迎える。6月上旬からじっくりと乗り込まれ、動きも上々。21年9月に同じ舞台で新馬勝ちを飾ったドウデュースの背中を追い、競走馬としてのスタートを切る。 ◇ ◇ ◇ 人々の鼓動を震わせるような活躍を-。バズアップビートが、待望のデビューを迎える。2日はCウッドを軽めに周回。滑らかな走りで、すでに大物感が漂っている。大江助手は「(以前に友道厩舎所属だった)全姉のミントはテンションが上がりやすかったので、その辺に気をつけて調整しているけど、牡馬と牝馬の違いなのか、落ち着きがあるし、走ったら真面目。気性的には注文がつかない」と話す。 動きも2歳馬離れしている。6月27日の1週前追い切りで、坂井騎手を背にCウッド6ハロン81秒9-11秒2の好時計。3頭併せの真ん中から、内ダンテスヴュー(古馬オープン)に半馬身、外ジュンライデン(2歳新馬)に1馬身先着した。「走っている時のバランスがいいし、体幹がしっかりとしている。この時期の2歳としては動けている。素質を感じますよ」と同助手。数々の名馬を輩出した友道陣営の評価も高い。 大物誕生の地で初勝利へ。厩舎の先輩で、22年ダービー馬ドウデュースは、小倉芝1800メートルでデビューを飾った。その他にも、G1・4勝クロノジェネシスや、G1・2勝ラブリーデイなどが同条件で初陣Vを果たした。バズアップビートも名馬の蹄跡をたどれるか。「これくらいの距離がいいと思うし、新馬戦なのでコースはどこでも気にしていない。デビューに向けて仕上げてきているので、楽しみ」と期待を寄せていた。【藤本真育】