今年の種付料は世界最高額の約6500万円 “史上最強馬”の産駒が3年ぶりJRA重賞制覇狙う
良血フランケル産駒のショウナンハクラク(牡5、栗東・松下武士厩舎)が、CBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。 【写真】ショウナンハクラクこれまでの軌跡 ショウナンハクラクは父Frankel、母ショウナンアデラ、母の父ディープインパクトの血統。父はG1・10勝を含む14戦14勝の成績を残し、史上最強馬の呼び声もある歴史的名馬。種牡馬としても活躍馬を続出させており、今年の種付料はDubawiと並んで世界最高額となる35万ポンド(約6500万円)に達している。一方の母は14年の阪神JFの勝ち馬。「ショウナン」の冠号で知られる国本哲秀オーナーの自家生産馬となる。 ここまで24戦4勝。昨年11月の醍醐Sを制してオープン入り。昇級後は馬券に絡めていないが、芝1200mの6戦に限ると全て8着以内、かつ勝ち馬から0秒9差以内。前走の北九州記念で上がり3F最速タイをマークして0秒4差の5着に食い込んだように、展開一つで重賞でも通用する力を秘めている。 フランケル(Frankel)の産駒としては21年の阪神Cのグレナディアガーズ以来、3年ぶりとなるJRA重賞10勝目なるか。穴党ならば是非とも注目したい存在だ。