酒を飲んでいることを知りながら運転依頼…少年を書類送検 乗った車は飲酒運転で一方通行逆走し車と衝突 相手の車運転の男性死亡 事故後逃走し、その後警察に出頭
埼玉県川口市の市道交差点で9月に発生した一方通行の道路を逆走した飲酒運転の乗用車が絡む死亡事故で、県警が道交法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで、逆走した乗用車に同乗していた中国籍の少年(16)を書類送検したことが12日、捜査関係者への取材で分かった。書類送検は8日付。 男性死亡…車が突っ込む 直前まで時速100キロ超か 自分で通報 逃げた同乗者の2人、警察に出頭
捜査関係者によると、少年は9月29日、運転した男(19)=自動車運転処罰法違反(過失致死)などで家裁送致=が酒を飲んでいることを知りながら、車の運転を依頼して同乗した疑いが持たれている。 少年らが乗った車は同日午前5時40分ごろ、川口市仲町の市道交差点を蕨市方面から草加市方面へ一方通行道路を逆走し、一時停止の標識を無視して交差点に進入。同市の会社役員男性が運転する乗用車と衝突し、男性が死亡した。少年は事故後に他の同乗者と逃走していたが、その後川口署に出頭した。