「バックティーはステータス」な勘違いゴルファーは多い!? “ティー位置ハラスメント”をなくす画期的方法とは?
ドライバーの平均飛距離×28を目安にプレーするティーの色を選ぶ
ティーイングエリアのティーマーカーは通常ドライバーの飛距離が長くなるにつれて、ピンク、赤、金、緑、白、青、黒のような順番になっているコースが多いようです(ティーマーカーの数はコースによって異なる)。
写真は、元々白だったティーマーカーの色をピンクに変えたものですが、固定概念に縛られたゴルファーほど、短くてやさしい印象を持つかもしれません。 あくまでも私の希望的想像ですが、一番前のティーマーカーを黒にして、一番後ろをピンクに入れ替えたら、ステータスを満たすためにティーイングエリアを選ぶゴルファーが減るような気がします。ゴルフ場はどのティーイングエリアからプレーしても戦略を楽しめますし、わざわざ他のゴルファーにマウントしなくても、コースや自分と戦えば上達やスコアメイクに向き合うことができます。 R&Aは「ドライバーの平均飛距離×28」がコース総距離になるティーイングエリアを選ぶことを推奨しています。それを目安に、周りの人を不快にさせることなく、自分が楽しめるラウンドを心がけてはいかがでしょうか。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール