【会社員から芸人へ】元CA芸人・CRAZY COCOさんが振り返る“異色のキャリア遍歴” TOEICリスニング満点を取った英語上達に欠かせない勉強法とは
元外資系航空会社キャビンアテンダント(CA)という異色の経歴を持つお笑い芸人・CRAZY COCOさん(以下、COCOさん・38)が35歳でエンターテインメントの世界に入ったきっかけは、なんだったのか? COCOさんが、芸人になるまでの道のりから今後の展望まで語ってくれた。【前後編の前編】 【写真】「CAあるある」ネタのショート動画も人気のCRAZY COCOさん
コロナで入院して「女芸人 なり方」を検索
元CAの経験を活かした「外資系CAと日系CAの明らかな違い」「東京CAと大阪CAの明らかな違い」など“CAあるあるネタ”で注目されているCOCOさんは、新卒で入社した商社に3年半勤務した後、27歳で外資系航空会社に入社し、CAに転身した経歴を持つ。CAを4年半勤めた後、生活拠点の海外から日本に帰国し、英語学習コンサルティング会社、総合商社、外国人の就労サポート会社を経て、エンターテインメントの世界に転じた。 なぜ、芸人を目指したのか、どこに人生の転機があったのか。COCOさんが振り返る。 「会社員として働いていた2021年夏、新型コロナに感染して入院したのですが、39度5分の熱が1週間続いた時、“本当にやりたいことをやらずに死ぬのは嫌だ。やりたいことを仕事にしたい。後悔の無いように自分の好きな事に挑戦したい”と痛感しました。やりたいこと、なりたいこと、それはエンターテイナーだということに、コロナがきっかけで気づけたんです。私は思った時にやらないと気が済まない性格なので、入院中でしたが、『なり方 エンタメ』『女芸人 なり方』で検索して『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)に応募することを決めました」 毎年12月の風物詩にもなっている『THE W』は2017年にスタートし、最もおもしろい“笑いの女王”を決めるお笑いコンテストで、プロアマ問わず応募できる。芸歴や芸種、所属事務所の有無も問われることはない。12月の生放送の決勝の舞台に上がれるのは十数組のファイナリストだけだが、その年の夏から秋にかけて1回戦、2回戦、準決勝が順次行われる。 エントリーした時もそれ以前も、COCOさんは芸能事務所に所属したことはなく、まったくの無名のアマチュアとして参戦した。元CAの経験を活かしたキャラ芸人で挑むこともネタもひとりで考えて臨んだ。 「1回戦、2回戦を通過し、準決勝に進みました。応募総数700組のうち、準決勝に進出できたのは38組。その中の1人として準決勝の会場・新宿ルミネ the よしもとの舞台に立ちました。この準決勝の舞台が終わった後、スーツ姿の人が近くに立っていて、声をかけられました。名刺をもらうと『吉本興業』の人でした」