マイバッハのブランドで初となる電気自動車! 「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」が登場
電気を家庭に送る予備電源としても活用可能
走行モードには「ECO」、「SPORT」、「OFFROAD」 、「INDIVIDUAL」に加えて、専用の「MAYBACH」を用意。従来のCOMFORTプログラムに代わるもので、後席乗員に快適な乗り心地を提供するために設計されている。 リチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は118kWh。メルセデスはバッテリー本体だけでなく、バッテリーを管理するソフトウェアも自社開発している。マイバッハEQS SUVは6.0kWまでの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。 車外へ電力を供給できる双方向充電も可能。マイバッハ EQS SUVは家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となるほか、停電した場合などに電気を家庭に送る予備電源としても利用できる。給電は MBUX設定画面よりバッテリー残容量 10%から50%まで10%単位で設定が可能だ。 騒音対策については、EQS SUVの技術を継承。フロントとリヤのエレクトリックドライブトレインのカプセル化、革新的なフロントアクスルのキャリアフレーム、ゴムブッシュを介して分離されたドライブユニットにより騒音と振動を抑えている。 ウインドスクリーン下のクロスメンバーからラゲッジルームフロアにかけては、きわめて効果の高いスプリング/マスコンポーネントを用いることに加え、多くのメンバーにボディシェル製造段階から防音発泡材が挿入されている。 加えて、マイバッハ EQS SUVでは、後席のNVH対策を強化。ARTICOでカバーされているラゲッジルームカバーは、EQSセダンと同様ボディに固定された仕切り壁として機能。リヤシートのバックレストを上端に固定し、ラゲッジルームをリヤウインドウの下端まで密閉することで、効果的にノイズを抑制する。 また、DCUもノイズ抑制に効果を発揮。走行状況と必要な出力に応じてフロントアクスルの電気モーターの接続を自動で切り離す機能は、走行可能距離を延ばすだけでなくモーターからのノイズ抑制に貢献。 さらに、追加の絶縁材料と防音効果のあるウインドウガラスを使用。パノラミックスライディングルーフの開口部が大きくなった一方で、ウインドディフレクター、カバーおよび密閉形状の工夫によって騒音を抑えている。
TET 編集部