激突する宮﨑小雪（左）とサムサン（右）

　7月26日（金）に東京・後楽園ホールで開催される『RISE 180』の[SuperFight! 女子アトム級（-46kg）3分3R延長1R]にて、RISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪（21=TRY HRAD GYM）が、ボクシング元世界王者のサムサン・C2M MUAYTHAI&FITNESS（41=タイ）と対戦することが決定した。 【フォト】宮﨑小雪、K-1菅原美優の顔を跳ね上げる！女王対決の激闘シーン 　宮﨑は現在12連勝中のRISE絶対女王。前戦となる今年3月の『K-1 WORLD MAX 2024』でK-1王者の菅原美優と対戦し、延長の末に判定勝利。女王対決を制したばかりだ。 　対するサムサンはWBC女子世界ライトフライ級王座、WIBAインターナショナル・フライ級王座、WIBA世界ミニマム級王座、ABCO女子ミニマム級王座を獲得した元ボクシングの世界王者だ。ボクシング戦績は48戦43勝（25KO）5敗。 　また、サムスンは16歳の時に麻薬密売により逮捕され、懲役10年の刑を受けて服役。その刑務所の更生プログラムの一環としてボクシングを始め、世界王者にまで登り詰めた異色の経歴の持ち主だ。彼女の希有な半生は映画化もされたという。 　会見に出席した宮﨑は「今回タイ人の選手との試合が決まって、勝率だったり、KO率が凄い高い選手なので、そういう相手にKOで勝つことに意味があるので、しっかりと倒したい。RISEの女子の世界王者のベルトを作ってもらえるような試合にしたい」と、強く意気込んだ。 　対するサムサンは「4年くらい試合から遠ざかっているが、今回戦うことができて嬉しい」とコメント。現在は大阪のムエタイジムにてボクシングトレーナーとしても活動しており、ボクシング以外、ムエタイは過去3戦しているが、キックボクシングルールの試合は初めてだという。 　そうなると気になるのは、サムサンの蹴りの実力だ。「初めてのキックルールなので緊張しているが、全力を尽くす」と一言。今回の試合に向けて、日々キック対策の練習を行なっているようだ。 　一方の宮﨑は、サムサンの過去の試合映像を観たといい、サムサンを「ジワジワと圧をかけて、スピードと言うより一発があるタイプ。一発でも貰ったら終わり」と評価。その強打を警戒しつつ、緊張感のある試合になると、気を引き締めた。 　続けて、パンチについて「相手は蹴りより、絶対パンチの方が得意。自分もボクシング技術が得意なので、そこで戦っても負けないというところを見せたい」と、パンチ合戦に引く気はない。 　46kgクラスでは現在敵なし状態の宮﨑、今回の元ボクシング世界王者との対戦でどのような戦いぶりを見せるのか。注目だ。