ゾコーバ投与、入院37%減 塩野義、コロナ患者調査を発表
塩野義製薬は、新型コロナウイルスの治療薬「ゾコーバ」を高齢や基礎疾患といった重症化の恐れがある患者に投与した結果、投与しない患者群と比べ入院した割合が37%減少したとの調査結果を発表した。「重症化の恐れがある患者に効果的と示唆された」とし、医療現場での普及を目指す。 重症化リスクのある18歳以上の患者データ約16万人分を調べた。29日まで開催されていた日本感染症学会の会合で発表した。 ゾコーバは2022年11月に厚生労働省が医薬品の迅速使用を目的とする「緊急承認」をし、今年3月には通常承認となった。