西武・中村剛也がプロ初2番でマルチ!超攻撃打順を組むも…今季2度目3連敗で借金6 松井監督「何とか先制点を」
◆パ・リーグ オリックス―西武(23日・京セラドーム) 連敗脱出へ西武が勝負をかけた。スコアボードに表示されたのは「2番・中村」。本塁打王6度のスラッガーがプロ23年目で初めて2番に入った。松井監督は「多くの打席が回ってくればというのもありましたし、(ドジャースの)大谷君が2番を打っているわけですから」と説明。チャンスメイク、さらにはポイントゲッターとして期待をかけた。 初回1死で迎えた第1打席で左前打を放つと、2点を追う4回には左翼線へ二塁打を放って無死満塁の起点を作り、敵失で反撃のホームを踏んだ。4打数2安打と今季2度目のマルチ安打をマークするも「打順は関係ない。やることは変わりませんから」とかわしたが存在感を示した。 中村剛の2番に加え、3年ぶりに対戦した田嶋に相性のいい炭谷もプロ初の5番に据えたが奏功せず、今季2度目の3連敗で借金は最多の6に。13敗のうち相手に先行された試合は9試合。先発投手のクオリティースタート(先発で6回以上自責点3以下)は20試合で14試合とあって、先制点を奪って試合を優位に進めたいところだ。「何とか打つ方で先制点を取れるようにやっていきます」と松井監督。24日の先発は武内。先制点を挙げて新人を援護したい。(秋本 正己)
報知新聞社