アウディ新型Q4 45 e-tron/Q4 スポーツバック 45 e-tronを発表、モーター出力アップ、航続距離も613kmへ拡大!
アウディ ジャパンは、プレミアムコンパクトEV SUV / SUVクーペの Q4 e-tronのパフォーマンスをアップデートしたQ4 45 e-tron / Q4 スポーツバック 45 e-tronを発表した。日本国内向けに全国のアウディ正規ディーラーで販売されている。新型モデルでは、駆動用電気モーターの出力がアップデートされ、最高出力210kW(285PS)、最大トルク545Nmを発揮。パワーアップとともに一充電走行距離は613kmを実現している。コンパクトなボディサイズながら、室内空間、荷室は上位モデルに相当するスペースを実現しており、アウディブランドの電動化戦略における中核的役割を担うモデルとして販売される。 駆動用モーター性能が大幅アップデート アウディ Q4 e-tronシリーズは、電気自動車専用プラットフォームMEBの採用により、全長4590mm、全幅1865mmとQ3とQ5のあいだに位置するコンパクトなボディサイズながら、インテリアの全長はQ5を凌ぎ、室内空間および荷室は上位モデルに相当するスペースが実現されている。荷室はQ4 45 e-tronは520L、Q4 スポーツバック45 e-tronは535Lで、リヤシートを倒せばそれぞれ1490Lと1460Lのフラットな大容量スペースを生み出すことができる。 今回導入されたQ4 45 e-tron / Q4 スポーツバック45 e-tronは、これまでの40 e-tronより駆動用電気モーターの性能を大幅にアップデートして、最高出力210kW(285PS、先代比:+60kW)、最大トルク545Nm(同比:+235Nm)を発揮する。システム電圧400Vテクノロジーによる総電力量82kWh(正味容量77kWh)の駆動用バッテリーを前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、0-100km/h加速は6.7秒(欧州値)を誇る。 走行中の回生ブレーキとBモードを備えており、アクセルペダルだけで速度調整が出来るワンペダルドライブも可能だ。一充電走行距離は出力向上にもかかわらず613km(WLTCモード:先代比 +19km)と実用性も高い。200Vの普通充電は3kWで、急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応しており、5%から80%までが38分で充電することができる。 2つのタイプのボディタイプ、2つのグレード構成 ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUV Q4 e-tronとスタイリッシュなSUVクーペ Q4 スポーツバック e-tronの2つのタイプが設定されている。グレード構成は両モデルともにアドバンスド/Sラインの2グレード展開。アドバンスドではフロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、19インチアルミホイールを装備。一方、Sラインではグリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせたものとなり、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施され、20インチアルミホイールを装着し、よりスポーティなキャラクターが強調されている。 インテリアは、ドライバー・オリエンテッドにデザインされ、特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターが装備されている。ダッシュボードには10.25インチのバーチャルコックピットと11.6インチの MMIタッチディスプレイを配置することによって、フルデジタルのコックピットを形成。ステアリングホイールの操作系は、物理ボタンのないシームレスなタッチ式操作パネルが採用されている。また、フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイを装備し、上部には、ナビゲーションや車線逸脱警告等、下部には速度などが表示される。 最新の安全技術とアシスタンスシステムを標準搭載 フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを配置し、また車体前後と左右ミラーに計4つの360°周辺環境カメラが内蔵されている。従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、およびトラフィックジャムアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト/エマージェンシーアシストをはじめ、死角を並走する車両を検出するアウディサイドアシスト、後方から近づく自転車や車両を監視するエグジットワーニングなど、多数の最新安全技術が標準装備とされている。
MotorFan編集部