なでしこ新監督にニルス・ニールセン氏 U-23日本代表は大岩剛氏続投 サッカー協会
日本サッカー協会は12日、都内で理事会を開き、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督を、デンマーク人で女子スイス代表をワールドカップ(W杯)へ導いた実績のあるニルス・ニールセン氏、2028年ロサンゼルス五輪を目指すU-23(23歳以下)日本代表監督を、24年パリ五輪代表監督だった大岩剛氏とすることを決めた。 53歳のニールセン氏は13~17年に女子デンマーク代表、18~22年に女子スイス代表の監督を務め、女子スイス代表監督時代には23年W杯オーストラリア・ニュージーランド大会の出場権を獲得した。なでしこ初の外国人指揮官は日本協会を通じてコメントを出し、「新たな刺激とアイデアを注入し、選手やスタッフと協力してタイトルを獲得したい」と女王返り咲きへ意欲を示した。18日に日本で会見を予定している。 52歳の大岩氏は、パリ五輪で日本をベスト8へ導いた実績を評価された形で続投となった。日本協会の影山雅永技術委員長は希望通りに選手を招集できない中で出した結果を、「あれだけの成果をあげたことを高く評価している」と説明。日本で初めて2大会続けて五輪を目指すU-23代表を率いる大岩氏は13日に都内で会見し、ロサンゼルス五輪に向けた抱負などを語る。