スタジオジブリ、イラストの無断高額転売「看過できない」 声明で「厳正な法的措置」強調
広瀬氏は「著作物の希少性や、入手・保存にかかったコストを『付加価値』としてみなし、その分を利益として勝手に上乗せすることに正当性があると消費者が思い込んでいることが転売問題の本質だ」と指摘する。「収益化したい二次流通者が勝手に価値を付与していることは、クリエーターに対する冒瀆でもあり、牽制する意味合いが強い」とも語った。
一方で、「結局は市場に出た以上は消費者が主導権を持っていて、(転売を)コントロールできない。消費者の倫理観が問われるところ」と説明した。(高木克聡)