気が早いが金メダルなら甲斐がMVPかな【川口和久のスクリューボール】
脅威の九番打者
第2戦の勝利のあとの甲斐[左。右は広島の栗林良吏]。1試合だけじゃなく、全体の流れを意識しているように見える
先陣を切ったソフトボールの金メダルの勢いにも乗り、野球もグループステージ2連勝といいスタートを切った。この号は8月4日の発売というから日本は準決勝か敗者復活戦のどちらかを戦っていることになる。 今のところ一番目立っているのは、2試合でマスクをかぶるキャッチャーの甲斐拓也(ソフトバンク)だ。攻守で機能し、ラッキーボーイ的な存在にもなっている。ご存じのとおり、上背はないが、育成出身から正捕手になった苦労人で、今の球界NO.1捕手と言っていいだろう。 7月28日の第1戦、ドミニカ共和国戦(福島あづま)では、先発の山本由伸(オリックス)をよくリードしていたが、ハイライトは、なんと言っても・・・
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週刊ベースボール