【陸上】トヨタ自動車の松本稜と山藤篤司が引退 「たくさんの応援のおかげで競技をすることができました」
トヨタ自動車は3月30日、今年度限りで退部する選手を発表した。退部するのはすでに引退が発表されていた大石港与に加え、松本稜、山藤篤司の3人。 トヨタ自動車のニューイヤー駅伝優勝報告会開催 「今後も駅伝優勝と世界を目指す」 松本は高知出身の33歳。宿毛中時代から全国大会で入賞し、高知工高卒業後は四国電力で競技を続け12年の日本選手権では5000mで9位の成績を残した。翌年、チームが廃部となるとトヨタ自動車に加入。18年からマラソンに挑戦すると、20年東京では2時間10分32秒のベストをマーク。昨年のMGCにも出場するなど、ロードでも活躍した。 引退にあたり松本はチームのSNSで「キャリア晩年でも自身と向き合い自己ベストの更新や、チームに貢献したいと思える素晴らしい環境で陸上に取り組めたことに感謝しています」とメッセージを綴った。 一方の山藤は地元・愛知県出身の入社5年目。愛知高では全国高校駅伝に出場したほか、14年のインターハイ5000mでは10位(日本人5位)と健闘した。神奈川大入学後は学生駅伝の1区のスペシャリストとして1年次から各大会に出場。3年生だった17年の全日本大学駅伝では日本一にも輝いている。 トヨタ入社後はトラックや駅伝に出場。22年には5000mで13分38秒65のベストをマークしていた。山藤も「じめたくさんの応援のおかげでここまで競技をすることができました。素晴らしい環境の中で結果が残せなかった悔しさはありますが支えてくれた家族、指導してくださったスタッフ、一緒に練習をしてくれたチームメイト、出会えた皆さんに感謝です」と感謝を述べている。
月陸編集部