サンダルを履いても「ご近所っぽい」「ダサく見せない」工夫を明かす
気温上昇とともに需要が高まるサンダル。季節アイテムなので、数年毎にトレンドも変わりますが、ここ数年はスポーティーな黒サンダルが大人向けの主流です。 【写真】サンダルでも「大人っぽい印象」に仕上がる! 中年男性にお勧めしたい「シャークソール」の厚底サンダル とはいえ「黒いスポーツサンダルなら何でもOK」という訳にもいきません。 選び方や着こなしによっては、ご近所っぽい印象に。スポーツサンダルというアイテム自体がカジュアルなので、大人っぽく見せる工夫が求められるのです。 失敗しないスポーツサンダルの取り入れ方について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がお伝えします。
■立体感あるボリュームを意識したものを選ぼう カジュアル要素の強いスポーツサンダルは、ボリューム次第で、だいぶ印象が変わります。 例えばマジックテープのストラップは、生活感が強く一般的に安っぽい印象を与えます。ですがスニーカーのソールのようにボリューム感があれば、そのネガティブなイメージも、スポーティーに昇華するのです。 つまりスポーツサンダル攻略のカギは、立体感が際立つボリューム感。 くわえてディテール次第で、さらに大人っぽい印象に仕上がります。マジックテープよりも、レザーがあしらわれたベルトタイプが大人っぽく見えることはイメージしやすいでしょう。 また個人的におすすめしたいディテールは、サメの歯のように底面がギザギザしたシャークソールの厚底サンダルです。厚底のギザギザ感は、スニーカーソールのようにアクセントになります。
■下半身コーデのドレス感を高めよう たとえドレス感のあるスポーツサンダルであったとしても、サンダルである以上、カジュアル感も強いもの。だからこそパンツのドレス感は高めたいところですね。 ついショートパンツで合わせたくなるところですが、街中で大人が着用するには若すぎるのでは。 必ずしもトレンドのワイドパンツである必要はありませんが、通常レングスのパンツを合わせてみてください。 ダークカラーのパンツであれば、種類を問わず、都会的なモードな印象に近づくはず。 また、今年はスポーツサンダルのみならず、足の回復を目的とした機能サンダル「リカバリーサンダル」も注目されています。こちらもスポーツサンダル同様、コーディネートの候補にしてみてください。 存在自体がカジュアルなスポーツサンダルだからこそ、「ボリューム感」と「合わせるパンツ」で、生活感を減らす工夫をお忘れなく。ただしリゾートのときは、ショートパンツ合わせもOKです。 ■ 森井良行 もりいよしゆき ■著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき) エレガントカジュアル 代表取締役 20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。ツイッター「@elegant_casual」
森井良行