料理家・飛田和緒さん発! 冷めてもおいしい唐揚げのコツは粉のW使い! 面倒な下処理を“したくなる”理由も
雑誌や単行本、テレビなどで、簡単でおいしくできる家庭料理のレシピを提案し続けている料理家の飛田和緒さん。家族のために、訪れてくる友人たちのために、と日々もまた、本作りをするときと同じように、気づけばいつも台所に立ち、誰かのためにごはん作りをしているそう。 【画像】「おいしい唐揚げのコツ その1」を見る 新刊『台所の相談室』では全国から寄せられた料理の“お悩み”に答えていますが、ここでは特別にCREA WEB編集部からのご相談にも答えてもらいました。新生活を始めた方にもおすすめのコツが満載です! まずは、家族全員が大好きで、リクエストも多い鶏の唐揚げをどうぞ。
【相談】冷めてもおいしい唐揚げを作りたいんです!
――子どもたちからのリクエストが多く、唐揚げをよく揚げています。揚げたてはおいしいのですが、冷めるとサクサクじゃなくなってしまうんです。冷めてもおいしい唐揚げのコツを教えてほしいです! 本にも書いていますが、揚げ物はとにかく何度も揚げて慣れることが一番です。から揚げの場合は、いくつかポイントがありますので、そこをていねいにすれば、おいしくできるはずです。頑張って!
<おいしさのコツその1>
鶏肉の水けを両面しっかりペーパータオルでふく 鶏肉にはくさみの原因となるドリップがついているので、キッチンペーパーでしっかりと拭きとりましょう。
<おいしさのコツその2>
余分な脂や筋をていねいに取り除く どんな本にも「鶏肉の余分な脂や筋を除く」と書いてあるでしょう? これをおざなりにしていませんか。肉をよく見て筋や黄色っぽい脂身、はみ出した部分をカットしていきましょう。 もったいないって思わないで! 切り取った脂や筋はお茶パックに入れて沸騰したお湯に入れて煮るととってもおいしいスープができます。処理したものも無駄にせず、おいしく活用!
<おいしさのコツその3>
ポリ袋に入れて味をなじませる 鶏肉はひと口大に切って食品用のポリ袋に入れ、そこに調味料をどんどん入れてもみ込みます。 なじんだら、冷蔵庫に20分ほど入れておきましょう。