所属チームと延長契約ならず…来夏制限付きFAになる注目の2021年ドラフト組
10月22日(現地時間21日、日付は以下同)。2021年のNBAドラフト指名組は、所属チームとの延長契約期限を迎え、複数の選手たちが契約合意と報じられた。 【動画】クミンガが昨シーズンに炸裂させたダンク集はこちら! その一方、翌23日に2024-25レギュラーシーズン開幕を控えたこの段階で、延長契約が合意に達しなかった選手たちは、今シーズン終了後(2025年夏)に制限付きFA(フリーエージェント)となる。 彼らには所属チームと来夏に新契約を結ぶ可能性が残されているものの、もしその意思がないとフロントが判断すれば、見返りなしに退団されることを恐れて今シーズン途中にトレード候補へ浮上する可能性がある。期限までに延長契約が締結できなかった主な2021年ドラフト指名組は下記のとおり。 ※以降チーム名は略称、カッコ内はドラフト指名順位
■2021年ドラフト指名組で延長契約を締結できなかった主な選手たち
ジョシュ・ギディー(ブルズ/1巡目6位) ジョナサン・クミンガ(ウォリアーズ/1巡目7位) トレイ・マン(ホーネッツ/1巡目18位) ボーンズ・ハイランド(クリッパーズ/1巡目26位) キャム・トーマス(ネッツ/1巡目27位) 今オフにサンダーからトレードでブルズへ移籍したギディーは、新天地で心機一転を図る。22歳を迎えたばかりの203センチの大型ポイントガードの活躍は気になるところ。 ウォリアーズは1巡目14位指名のモーゼス・ムーディーと延長契約を結んだものの、先発候補のクミンガとは延長契約が合意に達することができず、来夏を制限付きFAで迎えることに。 22歳のクミンガは、昨シーズンに74試合へ出場して平均26.3分16.1得点4.8リバウンド2.2アシストと自己最高のシーズンを送った若手フォワード。プレシーズンでも平均21.3分13.7得点4.7リバウンド1.2アシストにフィールドゴール成功率54.5パーセント、3ポイントシュート成功率44.0パーセント(平均1.8本成功)を残しており、主力の一角となって台頭するか注目されている。 『ESPN』によると、クミンガはカワイ・レナード(クリッパーズ)、パスカル・シアカム(ペイサーズ)、ジェイレン・ブラウン(セルティックス)のようなスターになれる才能と能力があると信じており、ウォリアーズは引き続きこの男を注視していくことになるという。 また、トーマスは昨シーズンにチーム最多の平均22.5得点に3.2リバウンド2.9アシストを残したスコアラー。新契約締結がかかった今シーズンに、さらなる成長を遂げることができるか必見だ。
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