上地結衣 単複で銀メダル以上確定、2時間超え熱戦制しパラ2大会連続の決勝進出<車いすテニス>
パリパラリンピック
パリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の車いすテニスは4日、女子シングルス準決勝が行われ、第2シードの上地結衣が第3シードのA・ファン クート(オランダ)を6-0, 4-6, 6-4のフルセットの熱戦の末に破り決勝進出を果たすとともに、単複両種目で銀メダル以上の獲得を確定させた。 【上地結衣vsファン クート 1ポイント速報・結果】 30歳で世界ランク2位の上地がパラリンピックに出場するのは4大会連続4度目。2016年のリオデジャネイロ大会ではシングルスで銅メダル、2021年の東京大会ではシングルスで銀メダル、ダブルスで銅メダルを獲得しており、今大会では悲願の金メダルを目指す。 今大会は1回戦で世界ランク32位のM・ヴェンター(南アフリカ)、2回戦で同21位のK・シャストー(フランス)、準々決勝で第6シードのチュー・ゼンゼン(中国)を下し4強入りした。 世界ランク3位のファン クートとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、上地はファーストサービス時に91パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは3度のブレークを奪い1ゲームも落とさずに先行する。 続く第2セットはブレークの奪い合いとなり両者ともにキープが生まれず終盤へ。すると第10ゲームでファン クートがこのセット唯一のキープに成功し、上地は1セットオールに追いつかれる。 それでもファイナルセット、両者3度ずつブレークを奪い合い迎えた第10ゲームで上地がこのセット4度目のブレークを果たし、2時間4分に及んだ熱戦を制した。 勝利した上地は決勝で第1シードのD・デ フロート(オランダ)と第4シードのワン・ジング(中国)の勝者と対戦する。 また、上地は田中愛美とペアを組み出場している女子ダブルスでも3日に行われた準決勝に勝利して決勝に駒を進めており、今大会は単複両種目で銀メダル以上の獲得を確定させた。 女子ダブルス決勝は5日、女子シングルス決勝は6日に行われる。
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