「オレのほうがいいオトコだろ」と嫌がる女性をナンパ、仲裁にはいった男性を突き飛ばし死亡させたフランス籍の男(33)はその後、逃走を図っていた‼〈新宿・増える外国人トラブル、ハロウィンも大警戒〉
容疑者は「泥酔してトラブルを起こすようなタイプではなかった」
泥酔したうえに、通りすがりの男性に暴行を加え、命を奪ってしまったラフィレ容疑者。一体どんな人物なのか―。 ラフィレ容疑者は、中野区のアパートの4階建ての2階の1LDKに1人で住んでいた。家賃は15万円前後だ。このアパートのオーナーは次のように話す。 「3、4日前に新宿署から留守番電話が入っていたけど、こちらからは電話していません。アパートは不動産屋に任せているから、本人と全く交流はないですが、2、3年くらい前から住んでいらっしゃいます。 一人暮らしだと思うし、ちゃんとしたところにお勤めになっていますよ。ウチは審査もそれなりにしっかりしていますから。酒のトラブルはもちろんですけど、家賃滞納、近隣トラブルなども聞いたことがないです」 泥酔してトラブルを起こすようなタイプではなかったという容疑者。ほかの住民とも深い交流はなかったという。 「このアパート自体、住民同士のやり取りは少なくて、容疑者を見かけたのも階段ですれ違った数回ほど。背が高くてスラっとしていて年齢より若い印象ですね」(アパートの住民) ラフィレ容疑者の知人は、「(彼は)ヨーロッパに本社がある一流メーカーに勤務しており、“やり手”だった」と話す。 容疑者は酒を飲むと豹変するタイプだったのだろうか。
増える外国人トラブル、新宿署はハロウィンを大警戒
インバウンド効果により、歌舞伎町を筆頭に新宿エリアは外国人観光客が増え、お酒によるトラブルも増加しているという。 「事件の日はシフトに入っていなかったので目撃はしていませんが、このあたりは外国人絡みのトラブルは結構聞きますね。 酔っ払ってお店の個室に勝手に入ってナンパしたりとか。今回の事件もナンパが発端だったようですし……」(事件現場近くで働く30代女性) コロナ禍以降激増した外国人観光客。近年はゴールデン街が外国人でごった返している。飲食店の従業員らにとっては、嬉しい反面、悩みの種になることもしばしばだという。 「外国人の方はお金をたくさん使ってくれるし、チップもくれます。物価の違いもあって、ヨーロッパやアメリカなどの人たちにとってゴールデン街は『安く飲める街』という認識みたいです。 酔っ払いすぎて、『お金を払いたくない』と言って帰ろうとした外国人もいました。そのまま本当に出ていったので、歌舞伎町を追いかけたこともありましたよ」(新宿ゴールデン街20代飲食店店員) 10月に入ったいま、ハロウィンイベントの足音が聞こえる。 ハロウィンイベントで有名な渋谷区は、若者や外国人による路上飲酒が常態化し、騒音やゴミの放置をめぐるトラブルが相次いだことから、今年10月1日から年間を通じて路上飲酒を禁止する条例を施行した。 「渋谷のハロウィンイベントへの警戒が高まったことから、昨年は新宿でもハロウィンの衣装に身をつつみ、路上で飲み歩く人がいました。 インバウンド効果もあり、今年のハロウィンは新宿が大変なことになるのではと警戒しています」(前出・捜査関係者) “酒は飲んでも飲まれるな”――ましてや人を傷つけたり殺めたりすることは論外だ。 ※「集英社オンライン」では、今回の記事に関する情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: shueisha.online.news@gmail.com X(旧Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班