浮島地区の茶畑に一日限りの「山カフェ」 沼津茶の魅力アピール
愛鷹山の麓にある駿河湾沼津サービスエリア(沼津市根古屋)近くの茶畑に11月9日、沼津茶を提供する「山カフェ」がオープンした。(沼津経済新聞) 同店は、沼津市茶業振興協議会が主催する毎年恒例の一日限定イベント。沼津茶の魅力を再認識してもらうことを目的に、気温が下がり始め温かいお茶を飲みたくなる11月に毎年実施している。茶畑に椅子を置き、駿河湾を見下ろすロケーションで、日本茶インストラクターが現地で急須に一杯ずついれた沼津茶を提供する。 当日は悪天候も心配されたが、一転、秋空が広がり、子ども連れの若い世代など約110人が来店。茎ほうじ茶、玄米茶など5種類から日本茶インストラクターのアドバイスを踏まえて茶葉を選び、急須でいれた温かいお茶として来店者に提供。目の前で同インストラクターによる焙煎(ばいせん)も披露するなど、来店者は沼津茶の味や香りを楽しんだ。 市内在住の小学校1年生の女児は「普段飲むお茶よりおいしい」と笑顔に。父親は「茶葉と急須でなくティーバッグでいれたお茶を飲むことも多くなっている。改めて茶葉と急須でいれたお茶の良さが分かった。家でもいれていきたい」と話していた。
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