最悪の無駄遣い…。バルセロナの歴代“不良債権”選手(10)ペップと犬猿の仲!? 偉大な男のキャリア唯一の失敗
バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。 【画像】バルセロナの歴代“不良債権”選手 一覧
CF:ズラタン・イブラヒモビッチ(元スウェーデン代表) 生年月日:1981年10月3日 在籍期間:2009年夏~2011年夏 移籍金:6950万ユーロ(約97.3億円) 通算成績:46試合22得点13アシスト 先月に41歳での現役引退を発表したズラタン・イブラヒモビッチは、ミランやパリ・サンジェルマン(PSG)を筆頭に数多くのビッグクラブに在籍。そのほとんどで成功を収め、世界最高のストライカーであることを証明し続けた。しかし、2009年のバルセロナ移籍だけは、イブラヒモビッチの長いキャリアにおいて唯一の失敗になったと言えるだろう。 イブラヒモビッチは周囲の期待を良い意味で裏切り、バルセロナ加入直後からゴールを量産。2009年内に行われたリーグ戦14試合で11ゴールをマークしている。ところが、後半戦に入るとプレータイムと得点数が減少。当時のジョゼップ・グアルディオラ監督が、後にバルセロナ最強のレジェンドとなるリオネル・メッシを中心としたチーム作りにシフトチェンジしたことが要因だった。 当然ながら、これに理解を示すことができなかったスウェーデンの王様は、バルセロナで1シーズンを過ごした後にミランにレンタル移籍。そのまま帰ってくることはなかった。バルセロナはイブラヒモビッチ獲得に4950万ユーロ(約69.3億円)+サミュエル・エトーの総額6950万ユーロ(約97.3億円)を費やしたが、イブラヒモビッチ売却で得た利益は3000万ユーロ(約42億円)だった。
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