日本にわずか2台の「ブリストル 406」が東京を疾走!「何というクルマですか?」と尋ねられることも…故・川上 完さんの愛車は今も元気です
個性的なブリストルに、沿道のギャラリーも興味津々
2024年11月23日のイベント当日、ゼッケン26番をつけた我々のブリストル 406は、まだ20歳代前半の若さながら、スーパーカー/クラシックカーのディーラーとして世界を股にかけて活躍している友人、近藤裕大君にコ・ドライバーとなってもらい、満場の観衆の声援を受けながらスタートすることになった。 東京の街に繰り出した筆者たちの406のブリストル自社製ストレートシックスと、即席「ブリストル・チーム」のもう1台、ゼッケン27番の410が発するクライスラーV8による「二重奏」を東京の街に響かせながらのドライブは、時おりの渋滞に巻き込まれつつも快調至極なもの。 また、いささか特異なスタイルのブリストルは、この日エントリーした109台のなかでも目立つ存在だったようで、たとえば行く先々の信号待ちでは沿道のギャラリーから「これ、なんてクルマですか?」、あるいは汐留イタリア街のスタート/ゴール会場では「完さんのブリストルですね」などと声を掛けられることもひんぱんにあり、ちょっと照れくさくも楽しい休日を過ごすことができたのである。
武田公実(TAKEDA Hiromi)
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