U-23日本代表、パリ五輪目標は“決勝進出”と“金メダル”。大岩監督「経験を積むために出場するわけではない」
U-23日本代表の大岩剛監督がパリオリンピックに向けて意気込みを語った。 5月に行われたU-23アジアカップで優勝し、8大会連続12度目の五輪出場を決めた日本。日本はこの後、17日にホスト国のU-23フランス代表との親善試合を経て本大会へ。パリ五輪でグループDに入った日本は、24日にU-23パラグアイ、27日にU-23マリ、30日にU-23イスラエル代表と戦う。 パリ五輪男子サッカー競技 試合日程・組み合わせ・放送予定 メンバー発表会見に出席した大岩監督は、招集メンバーを読み上げた後、各クラブへの協力に感謝を述べた。その後、パリ五輪に向けて決意表明。「我々は発足当初からロードマップを作り、パリ五輪本番でファイナルに進む。これは日本サッカー界の悲願でもあります。今回この18人+4人のメンバーで必ずファイナルに進む」と本大会での決勝進出を目標に掲げた。 「金メダルを奪うという目標の下、第一戦から一歩ずつその階段を上がっていき、国民の皆様と喜び合える瞬間を想像しながら、一戦一戦戦っていきたいと思います」 U-23アジアカップでは、シント=トロイデンの藤田譲瑠チマが務めていたキャプテンだが、本大会でのキャプテンは「まだ決めていない」とのこと。「アジアカップで良い形で大会を進めることができたので、それを踏まえて大会前に決めたいと思います」と大会直前で指名することを明かした。 若手の登竜門とも呼べる五輪。今大会を通じて一気に飛躍する選手も出てくるだろう。そんな大会について大岩監督は金メダル獲得の目標を強調。チームで結果を残した先に、選手たちの「重要なステップになるように戦えれば」と飛躍のきっかけになることに期待を寄せた。 「選手たちは自覚をしていると思います。我々は経験を積むためにパリオリンピックに出場するわけでなく、日本代表として金メダルをとるという気持ちで大会に臨みます」 「真剣に戦うことの重要性、それに伴う勝敗における自信、そういうものの大きさは私自身も認識しているつもりなので、しっかりと勝負にこだわった上で大会を戦う」 「その先に選手たちが何かを感じているのであれば、選手たちに全て跳ね返ってくると思います。(その先が)サムライブルーなのか、それ以上なのかわかりませんが、それを目指す上で重要なステップになるように戦えればと思っています」