佐々木希が子どもと一緒にワイン造り体験も! 長野県『南向醸造』のワインを推す理由
現在、2025年1月14日スタートのドラマ『地獄の果てまで連れていく』(TBS系毎週火曜23:56~)の撮影真っ只中の佐々木希さん。オフの日になると友人家族なども誘って日本にあるワイナリーに訪れ、ナチュラルワインを巡る旅でパワーチャージしている。佐々木さんのワインノートには、訪れたワイナリーのメモや、これから行きたいワイナリーに関する情報がたくさん。 【写真】ナチュラルワイン界で注目のワイナリーで“手除梗”を手伝う佐々木希さん 連載第12回は、そんなワインノートにも“ハートマーク”を付けた、長野県中川村にある『南向醸造(みなかたじょうぞう)』に訪れた時のお話。なにやら佐々木さんの中で『南向醸造』のワインには特に思い入れがあるそう。その理由とは? この連載では、数々のワイナリーをご紹介してきたが、今回のお話は特に佐々木さんの思い入れがあるというワイナリー『南向醸造』について。 「『南向醸造』さんには、元々ナチュラルワインのサブスクサービス『Paradise Nature』を運営している友人家族が誘ってくれて、ワイナリー見学をさせていただきました。幸運にもまだワインのリリース前のタイミングにお邪魔させていただいたんです。 『南向醸造』さんは、そのワイン造りの情熱やセンスが、設立当初からナチュラルワイン界で注目されていて、リリース前にもかかわらず、ワイン専門誌『ワイナート』No.106で『新世代のヴィニュロン』特集の表紙を飾ったこともある異例のワイナリーなんです」
子どもたちと一緒に“手除梗”を初体験!
『南向醸造』の曽我暢有(そがのぶあり)さんは、ワイナリーのある長野県中川村の出身。前回紹介した『ドメーヌ・オヤマダ』の小山田幸紀さんにワイン造りを学んだ門下生のひとりでもある。2013年からぶどうの植栽を開始。きのこの加工所を買い取ってリノベーションを行った醸造所で、2021年に自社ワイナリー『南向醸造』を設立した。 「曽我さんのご厚意で、実際に手除梗(てじょこう)を一緒に行わせていただけることになりました。収穫したぶどうの茎などを取る作業なのですが、丁寧にほぐしてから実の部分だけを取り外す、この作業を黙々とやっていたら時間があっという間に経ちました。 最初は立ちながらやっていたのですが、なかなか慣れない体勢で、最終的には座っての作業に(笑)。この作業をぶどうがなくなるまで行っている醸造家のみなさんは、尊敬するばかりです。うちの子も少し手除梗に参加させていただき、いい刺激になったようです」 【ナチュラルワインMEMO】 「除梗(じょこう)」 ぶどうの茎や、粒がついている軸の部分を取り除くこと。除梗はぶどうの収穫後、破砕の前に行われる工程で、ワイナリーによっては除梗破砕機を用い、除梗と破砕を同時に行うこともある。除梗により、果梗から出る苦味や渋みのもととなるタンニンを抑えるほか、衛生管理のために行う場合も。一方でこの除梗を行わずに醸造工程に進むのが「全房発酵」。