「専業主婦が“家事代行”を使うのはアリ?ナシ?」家事代行の利用者は意外と専業主婦が多い、その驚きの理由とは
家事が整うと、家族関係が整う
家事代行を使った後の姿をイメージすると、頭に思い浮かぶのは以下のような光景じゃないでしょうか? 「今日から数日、料理を作らなくていいなんて!楽ちん!」 「家の中が片付いて、スッキリした~!」 そして、浮いた時間でのんびりしている自分.....。 もちろん、上記のような喜びの声もいただきますが、実際のところはもっと違った視点から感想をいただきます。活用しているママは、家事を手放すということを、単純に依頼主が「楽をする(ズボラになる)」ということを目的にしていないからです。 具体的には、こんな感想をいただいたことがあります。 「野菜嫌いの子どもが、ブロッコリーとピーマンを食べました! ひと口だったけど、今まで本当に悩んでいたので感激です!」 「保育園のお迎えが遅くなっても、もうご飯がある!洗濯も終わってる!と思えるだけで、子どもに寛容になれるのが嬉しい」 「この食材にこんな食べ方があったんだって、新しい発見になりました! 自分でも家族に作ってあげたいので、レシピを教えて欲しいです!」 家事代行を使うことは、家事を誰かに任せて「自分だけが楽をする」のではなく、家事のせいで背負わなければならなかった悩みや罪悪感の荷をおろして、「家族や自分を整える生活にすること」に繋がっている方が多いのです。 心の余裕は、言動にも出るのでご夫婦関係や親子関係・仕事などがスムーズになる方も実はいらっしゃいます。
「自分でやればタダなのに、頼むのがもったいない」は本当?
以前、Instagramでアンケートを取った際に「家事なんて自分でやればタダなのに、頼むのがもったいない」という声もいただきました。 確かに、家事という「作業」だけに目を向けるとそう捉えるのも無理はありません。 一方で、違う見方をすると日々の家事は、家で少しでも快適に・健康に過ごせるようにと考える「家族を大切に想う気持ち」があるからこその行動とも言えます。 ただ、状況によっては家事よりも「仕事」「休養」「子どもとの時間」など他のことの優先順位を上げざるを得ない場合があるのです。 そんな時に、できないとひとりで全部抱えて感情を爆発させているよりも一旦家事を預けて、自分と家族の土台を守る選択肢を取ることは、決して「楽(ずぼら)」ではなく、立派な「工夫」だと言えます。 バリキャリや高所得じゃないから、家事代行は使えない!贅沢だ!という思い込みだけでなく、トータルで何が自分や家族にとって最適なのか、一度考えてみるのも良いかもしれません。
【Profile】こじゆか(@kojiyuka_nico2)
家事代行ママとして、2000時間超の実績。献立監修は、のべ7000品以上。 昔は完璧主義で「べき思考」に捕らわれ、家事育児と仕事の両立に大苦戦。 「ママになっても、やりたいことを諦めない!」をモットーに、「ラク」も「ちゃんと」も手に入れるレシピや日常での気付きを届けて人気に。 過去の経験から、献立代行『こんだてこんぱす』を立ち上げ、全国のママへ家事負担軽減のサポートを運営。 保活は全敗し、専業主婦・パート・フルタイム・起業と、全パターンを経験。自分に最適化された働き方を目指すママへ、複業(パラレルワーク)を支援する『Compassサポート』を展開している。
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