キャリアの「ポイ活系料金プラン」徹底攻略! コード決済、証券・銀行口座、ECとひもづけてお得要素が満載!
――では、コード決済で利用率ナンバーワンを誇るPayPay陣営のソフトバンクのポイ活系の料金プランはどうでしょう。 法林 ソフトバンクはギガ無制限の料金プラン「ペイトク無制限」(9625円)を昨年10月から開始し、PayPayのポイント還元率が5%+になるのがウリになっています。現在はキャンペーンがあり、3ヵ月間はポイント還元率が10%+。PayPay決済で4万円分利用すれば、最大で4000円分のポイント還元を得られます。 ――ギガは無制限ですけど、ドコモと同じくそこまで強烈な還元ではないですよね。 法林 ソフトバンクはグループ内のECに「Yahoo!ショッピング」があり、そこでは最大27%のポイント還元、最大半額クーポンの配布。 また、「PayPayカード ゴールド」を支払いに利用することで、通信料金から10%のポイント還元もあります。ためたPayPayポイントは各種支払いだけでなく、ソフトバンクグループの「PayPay証券」でも利用できます。 ――Yahoo!ショッピングはアマゾンや楽天市場同等の品ぞろえで、これは実店舗よりもPayPayを活用するシーンが多そう。楽天モバイルはどうでしょうか? 法林 楽天はグループでEC、証券、銀行、エンタメ配信などすべてがそろっており、どこでも楽天ポイントを利用することができます。例えば、楽天モバイルユーザーが新規で証券口座を開設したら"2000ポイント還元"といったキャンペーンを常時行なっており、そういった部分をより強化しています。 また、楽天銀行や楽天証券の既存ユーザーが、楽天モバイルに加入する場合、その手続きが圧倒的に簡素化されているのも楽天モバイルの特徴です。楽天モバイルユーザーは楽天市場でのポイント還元率も優遇されるので、ある意味でポイ活系プランの元祖的な存在といえるでしょう。 ――では、最後にポイ活系プランへ加入時の注意点は? 法林 どのキャリアの料金プランも、"1ヵ月でプラン変更"することが可能です。1ヵ月使ってみて、自分がポイント獲得的にお得要素がなかった場合は、元のプランに戻すべきでしょう。 一方、ソフトバンクや楽天モバイルなら、大きな買い物のある時期にクレジットカードと同時に加入して、最大のポイント還元を得るという手段もあります。ただし、どのクレジットカードにも有効期限があり、基本的に自動更新となります。1年での解約前提の場合はその時期をしっかり把握することをお忘れなく! ――各キャリアのポイ活系プランやクレカへの加入は、その解約時期の見極めも超重要ですよ! 取材・文/直井裕太