米上院、最新のつなぎ予算案を可決-バイデン大統領に送付
(ブルームバーグ): 米上院は21日未明、新たなつなぎ予算案の採決を行い、可決した。同予算案は既に20日夜に下院を通過しており、バイデン大統領に送付される。
期限の20日深夜を過ぎて間もなく行われた上院採決は賛成85、反対11だった。バイデン氏は同予算案に署名するとホワイトハウスは声明で明らかにしている。同案は3月14日までの政府機関の資金を手当てする内容。
米政府は20日、連邦職員に自宅待機の可能性があると通知するなど政府機関閉鎖の準備に動いていたが、バイデン氏の署名を経て政府機関閉鎖は回避される運びとなった。
新たなつなぎ予算案は、ジョンソン下院議長が政府閉鎖回避を目指し提示した3つ目の案となる。下院は19日の本会議で、トランプ次期大統領が支持を表明したつなぎ予算案を否決していた。ほぼ全員の民主党議員が反対票を投じたほか、38人の共和党議員が造反した。
イーロン・マスク氏は下院採決が進む中で、今回のつなぎ予算案を支持すると表明。X(旧ツイッター)に「現在の状況を考えれば下院議長は良い仕事をした」と投稿した。
原題:US Congress Sends Spending Deal to Biden on Brink of Deadline(抜粋)
--取材協力:Ari Natter.
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Billy House, Steven T. Dennis, Emily Birnbaum