衝撃の“出戻り”に…電撃復帰した大物(3)巨人へトレード移籍となったが
プロ野球界では、球団一筋を貫く選手がいる一方で、1球団のみで現役を全うすることは、そう簡単ではないといえる。一流選手の中には、所属球団を一度離れたのち、かつていたチームに「出戻り」した例も存在する。そこで今回は、古巣球団への出戻りを経験した大物をピックアップする。
谷佳知(オリックス・バファローズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:173cm/77kg ・生年月日:1973年2月9日 ・経歴:尽誠学園高 - 大阪商業大 - 三菱自動車岡崎 ・ドラフト:1996年ドラフト2位 オリックス・バファローズでの活躍が印象深い谷佳知。谷も他球団に移籍し、晩年は出戻りを経験した選手だ。 尽誠学園高から大阪商業大に進んだ谷は、3年秋にリーグ三冠王を獲得。社会人野球の三菱自動車岡崎でも活躍を続け、ドラフト2位でオリックスに入団した。 ルーキーイヤーから外野のレギュラー格となると、2002年に盗塁王(41個)、2003年に最多安打(189本)のタイトルを獲得した。 その後も主軸として打線を牽引していたが、成績が下降し始めた2006年オフ、トレードで読売ジャイアンツに移籍となった。 移籍1年目こそ打率.318を残したものの、翌年以降は故障や不振に悩まされ、規定打席に到達できないシーズンが続いた。2013年に巨人を自由契約となると、古巣・オリックスが獲得に乗り出し、8年ぶりの古巣復帰が決まった。 通算1928安打を重ねたヒットメーカーは、2015年を最後に19年間の現役生活に別れを告げた。
ベースボールチャンネル編集部