「“ワンチャン逆転できる”みたいな…」闇バイトで若者が犯罪に手を染める理由 応募から加害者となる基本的パターン
渋谷さん: 「悲しむような母親を1人でも減らすことが、自分にできる唯一の償いなのかなと思って」 渋谷さんは、講演会などで全国を回り、SNSから犯罪とつながらないため必要なことは何なのか考えてもらうきっかけ作りも行っています。 闇バイトを通じて加害者にならないためには、違う世代、違う考えの人との触れ合いが大事だと考えています。 渋谷さん: 「自分の本音を相談できるような大人が1人でもいれば、未然に防ぐことができたりとか、いろんな相談をできたと思うんですね。子供が本音で(闇バイトなど)の話ができるような親子関係っていう本当に身近なところから始まっていく」
■抜け出せなくなったり困ったら「#9110」
相次ぐ闇バイト関連の被害に、警察も動き出しました。2024年11月7日、JR岐阜駅前で、岐阜県警が闇バイトに関する啓発活動を行いました。 チラシを配って、闇バイトの危険性を訴えました。 岐阜県警の担当者: 「闇バイトはアルバイトじゃない、それをわかって後悔して抜け出したいという人に対して『相談してください』と。これを強く呼びかけたい」
警察では、闇バイトに申し込んでしまったり、抜け出したいのに個人情報をもとに脅され、抜け出せない、友人などが困っているといった人は「#9110」の警察相談専用電話で相談してほしいとしています。各県の警察本部などの総合窓口に直接つながる相談ダイヤルです。 2024年11月8日放送