Netflix『ボーイフレンド』 ゲンセイが番組終盤に下した大きな決断に至るまでの葛藤は?
Netflixで大人気の『ボーイフレンド』に出演したメンバーの中から、5人のボーイズが登場! 彼らの持つ色とりどりの「美しさ」から、気になる美容まで根掘り葉掘り取材したスペシャルインタビューをお届け。今回は、台湾出身のメイクアップアーティスト・ゲンセイさん。視聴者から“可愛い”と評判だった彼に、思い出深いエピソードやボーイズの魅力を直撃! 【写真】Netflix『ボーイフレンド』出演者たち
【ゲンセイ】落ち着きと可愛らしさの同居が魅力のメイクアップアーティスト
●メイクアップアーティスト ゲンセイ 1989年生まれ。台湾と日本を股にかける注目のメイクアップアーティスト。台湾では人気のバラエティ番組に出演するほどの有名人。
「ボーイフレンド」のメンバーとは今もすごく強い絆で結ばれているんです
番組に出演した感想から、今のボーイズとの関係性まで。素直な言葉の数々は、ゲンセイさんの優しくて誠実な人柄が滲み出ていました。穏やかな空気感の中で教えてくれた、あのシーンのときの気持ちは? ――とても日本語がお上手ですね! 「ありがとうございます。今は月の半分が日本、もう半分が台湾っていう感じで行ったり来たりしているんです。今日も台湾に帰るけど、10日後には日本でメンズコスメに関するトークショーのお仕事があるので戻ってきますよ」 ――番組ではボーイズが揃って洗面台の前に立ち、シートマスクを使用するシーンが印象的でした。ゲンセイさんから見て、特に美しさが際立っていた!と思うメンバーは? 「テホンさん。ムキムキしていてルックスもイケメンな感じだし、髭が生えてるのにお肌のきれいさも際立っていて。それでいて、繊細な雰囲気が漂っているところも素敵ですよね。テホンさんはいつもみんなを客観的に見ていて、冷静な判断をしてくれていたし、同じ年齢なのに“お兄さん”っていう感じかも。30代だからしっかりしなきゃいけないというわけじゃないけど、いろんなタイプの人がいる中で、僕のお手本になるような憧れの存在になったんです。でも、最初は仲良くなれないと思ったんですよ。なんか、空気感が違ったので(笑)。タメなのに僕は感情的で、テホンさんは理性で正しい判断ができるタイプ。違うタイプだからこそお互いにプラスできるところがあったんだと思います。テホンさんとは一昨日も一緒に焼き鳥を食べに行ったし、ほぼ毎日連絡を取り合っていますよ」 ――番組に出演して、最も思い出深いエピソードはなんですか? 「みんなでピクニックに行った時かな。これはたぶん、みんな同じだと思う(笑)。とても楽しみにしていたんですけど、行ったもののまさかああいう感じになるとは思わなくて……。映像には映っていないんですけど、メンバーそれぞれに渡されていた携帯で僕はその日来られなかったテホンさんにずっとSOSのメールをしていました(笑)。“なんで今日いないんだよ~”って」 ――ゲンセイさんは番組終盤で大きな決断をしますよね。そこに至るまでの葛藤はありましたか? 「自分は恋に関しては、すぐに走らずに、まずはじっくり観察したいタイプ。恋はタイミングも重要だと思うし。そうやっていろいろ観察しながら、今だ!みたいな感じで動いたり、アピールしたけど、『Green Room』で過ごしてみて最終的に思ったのは、一目惚れってすごく大事だなということ。最初からビビッとこないといくらアプローチしても気づいてくれないんですよ。むしろ、“全然気づいていないんだ”みたいな温度差を感じるんですよね。余裕がある状態で恋と向き合いたいし、タイミング的に今じゃないと思ったので、僕はああいう決断をしました。悔いはないし、どちらかというとすっきりして終われたっていう感じかな」 ――最後は涙、涙でしたね。 「一人になって帰り道、ちょっと寂しい気持ちになったし、最後にみんなで美味しいディナーを食べられなかったことは残念でしたけど、自分なりの決断に後悔はありません」 ――メンバーとは今、交流はありますか? 「みんなのLINEグループがあるので、大きなイベントやユーサクさんのイベント、ファンミーティングとかの情報をシェアし合っています。本当にみんなとの絆が深いから久々に会ってもいい感じになるので、いい距離感を保ちつつ、それぞれの活動を影で応援している感じですね」 ――ゲンセイさんは“可愛い系キャラ”として人気を博しましたが、どう感じていますか? 「最初はカッコよくいこうと思っていたんですよ。1話のときなんてすごく無口で、ミステリアスな感じで引き寄せるつもりだったんですけど、やっぱりキャラじゃないことはうまくできなかった(笑)。後半はありのままの自分がポロポロ出てきちゃって、そこで可愛いキャラが定着したのかも。でも、褒め言葉なので嬉しいです」 ――ちなみに台湾でもゲンセイさんは可愛い系? 「そうかもです。だからカッコよくいこうと思ったのに、だめでしたね(笑)。みんなかっこいいから」 撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/後藤若菜、本多遥香〈ともにROI〉 スタイリスト/井田正明 取材・文/通山奈津子