【日本ハム】指揮官不在でも…森本コーチ「DJひちょり」でファン盛り上げる
指揮官不在ならやはりこのコーチが必須か。日本ハムの森本稀哲外野守備走塁コーチ(43)が2日、本拠地・エスコンフィールド北海道で行われている秋季キャンプの練習中に「マイクパフォーマンス」を敢行。球場に集まった約1万2000人のファンを盛り上げた。 「DJひちょり」が突如始まったのは全体練習が終わった午後12時30分過ぎだった。外野手4人(万波、水谷、今川、矢沢)による居残り練習が始まると、森本コーチはノックを開始。選手らがミスをするとユニホームの後ろポケットにしのばせた場内用マイクを取り出し「頭、突っ込まないで!」「意図的なスライディングはやめて!」などと的確なアドバイスをマイク越しに送り続け、スタンドから練習を見守ったファンから爆笑や拍手喝采を浴びた。 昨年の秋季キャンプに続き2年連続となるエスコンでの「マイクパフォ」を行った森本コーチは練習後、「選手(外野手)と距離があって声が届かないから」とマイクを使った意図を説明。そのうえで別の意味合いもあったことをこう明かした。 「(スタンドを)盛り上げるっていうのもありますが、僕としては『普段(選手と)どんな会話をしているんだろ』っていうのをファンに知ってもらいたいと思いまして。意外と真面目な会話をしているので。捕球する際に頭が下がってしまうとか、もっと(打球に対し)突っ込んだ方がいいとか。選手がそういう意識を持って練習しているんだということを理解してもらうのが一番です。まあでも、去年も結構(マイクパフォは)好評だったみたいなので。ファンが喜んでくれればいいですね」 今キャンプは新庄監督が「充電中」により不在。チームの声出しリーダーとして有名な奈良間も二軍キャンプ(沖縄・国頭)に参加中とあって一軍キャンプでは盛り上げ役が欠けていた。だが、現役時代から明るい性格で知られる森本コーチのこうしたファンをわかせるパフォーマンスがあれば…。今後も見ごたえあるキャンプになることは間違いなさそうだ。
東スポWEB