二つの国宝・松本城と旧開智学校 御城印と観覧記念符でPR 長野県松本市
長野県松本市は、ともに国宝の松本城と旧開智学校校舎をPRするコラボレーション(共同企画)として、「特別御城印」と「観覧記念符」を制作した。松本城と旧開智学校校舎が白黒の切り絵になっており、それぞれの異なる絵柄を組み合わせると1枚の絵が完成する。旧開智学校校舎のリニューアルオープンに合わせた「今年限りのコラボ」といい、二つの国宝をPRする。 特別御城印は「松本城の日」(11月10日)が制定された令和3年の翌年から「国宝松本城ウイーク」(3~10日)の一環で限定販売している。デザインは毎年変えており、過去2年は黒地だったが、今回初めて白地にした。初年度は松本城の南側、翌年度は南西側から望む天守の絵柄で、今年は北西側から埋橋の入るデザインを採用した。 御城印と観覧記念符の絵柄を組み合わせると松本城の埋橋と旧開智学校校舎の看板、お堀の白鳥、国宝の文字がつながって一枚の絵が完成する。ともに大きさは縦15センチ、横10センチで、1枚1000円(税込み)。 御城印は松本城管理課の事務所、観覧特別記念符は市博物館(大手3)の売店で各限定5000枚で3日に販売を始めた。旧開智学校校舎がリニューアルオープンする9日以降は市博物館の売店に加えて旧開智学校校舎でも記念符を販売する。売り切れ次第終了し、追加販売はない。 松本城管理課の松岡由香課長は「松本城を訪れて特別御城印を購入した人が旧開智学校を訪れ、街中を周遊してもらえればうれしい」と話している。
市民タイムス