米住宅建設業者の業況感、6カ月ぶりに上昇-販売見通しが大幅な伸び
(ブルームバーグ): 9月の米住宅建設業者の業況感は6カ月ぶりに上昇した。購買見込み客足指数と販売の現況指数も上昇し、前月に付けていた年初来低水準から改善。今後6カ月の販売見通し指数は4ポイント上昇し、1月以来の大きな伸びとなった。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「インフレが落ち着きつつある中、米金融当局は今週の会合で緩和サイクルを開始する見込みだ。それが住宅ローン金利の押し下げ圧力となり、土地開発や住宅建設事業向け融資の金利も下がるだろう」と発表文に記した。
住宅ローン金利はすでに2023年2月以来の低水準まで下がっている。全米抵当貸付銀行協会(MBA)は30年物固定ローン金利について、現在の6.29%から25年末までには5.9%に低下すると予測している。
米住宅ローン金利が大幅低下、23年2月来の低水準-借り換え広がる
NAHBによれば、値下げしている建設業者の割合は前月の33%から32%に低下。値下げ率の平均も5%に下がり、22年7月以来初めて6%を下回った。販売インセンティブを提供した業者の割合も低下した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Confidence Rises Among US Home Builders as They Await Fed Move(抜粋)
--取材協力:Chris Middleton.
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Michael Sasso