緑守る決意新た 福島県いわき市で「ふくしま植樹祭」 海岸近くに苗木2900本植樹
第7回ふくしま植樹祭は10日、福島県いわき市錦町須賀地区の海岸そばの市有地で催された。参加者は苗木2900本を植え、緑を守り続ける決意を新たにした。 県や県森林・林業・緑化協会、福島民報社などでつくる実行委員会の主催。2018(平成30)年に南相馬市で開かれた第69回全国植樹祭の後継行事で、第50回いわき市植樹祭と共同で催された。事前に申し込んだ約700人が参加した。 主催者を代表し鈴木正晃副知事が「植樹祭を通して森づくりの輪が広がることを期待する」とあいさつ。内田広之いわき市長が歓迎の言葉を述べた。前年度開催地の南会津町の渡部正義町長から内田市長にバトンをつなぎ、市内の綴小児童でつくる綴秋山みどりの少年団の立谷竜梧団長(6年)が誓いの言葉を述べた。 式典後、鈴木副知事や小檜山善継県森林・林業・緑化協会長、内田市長、2024ミス日本みどりの大使の安藤きらりさん、2017ミス日本みどりの女神の野中葵さん(須賀川市出身)ら参加者は、植樹や育樹を行った。会場の須賀地区は東日本大震災の津波で被災し、市と県による復興整備計画では防災空間として活用するエリアに位置づけられている。参加者は防災林に適したクロマツの他、カワヅザクラやアジサイなどを植えた。
福島民報社から芳見弘一社長が出席した。