国民民主と維新は野党じゃない!社民党・大椿ゆうこ氏が語る野党の定義とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2023年12月9日に公開された動画ではゲストに社会民主党参院議員の大椿ゆうこ氏をお招きし、今の野党の状況について語っていただきました。 野党共闘で社民党が果たす役割とは? 【このトピックのポイント】 ・国民民主党と日本維新の会は与党に行きたがっている野党 ・野党共闘の要となるのが社民党の役割 ・維新政治への怒りの源泉は橋下徹氏の団交拒否
大椿氏のプロフィールは以下の通りです。 障がい学生支援コーディネーターの有期雇用に疑問を持ったことが政治の道に進むきっかけとなった大椿氏。 中学生の時には当時通っていた学校が閉校になると知り、市長に撤回を求める手紙を書いたそうです。決定を覆すことはできなかったものの、疑問に感じたことをきちんと申し入れるという原点がそこにあったのではないかと振り返りました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして大椿氏に回答していただきました。
今の野党の状況をどう見る?
現在、自民党と内閣の支持率がかなり落ち込んでいますが、政権交代の機運が生まれているとは言い難い状況です。その背景には野党がまとまり切れていないことや、野党が有権者にとって魅力的に映っていないことなどが考えられます。 このような状況に対し、大椿氏は国民民主党と日本維新の会について言及。両党が補正予算案に賛成したことなどを挙げ「与党に行きたがっている野党」と表現し、野党の足並みが揃わない一因としました。 野党であるならば、政権に対して批判的な精神を持ちながら政策や法案を審議する視点が必要だと大椿氏。
実際に国民と維新は国会で途中までは批判的な意見を述べつつ最終的に賛成に回っているとのことで、「前提として与党を支持することで論が立てられている」と批判しました。 国民と維新が与党の方を向いているならば、今の野党共闘は社民党をはじめ、立憲民主党、共産党、れいわ新選組の4つがまとまるパターンが考えられます。 大椿氏はこの4党のなかで法案によって同じ方向性を向いているものもあれば部分的に違うものもあるとコメント。その中で野党共闘の「要」となることが社民党の役割であると語りました。 立憲と同じく民主党系の流れをくむ国民民主党と協力する可能性について問うと大椿氏は「なかなか難しい」とのこと。入管法やマイナ保険証で国民が賛成に回っていることなどをその理由として挙げました。