国民民主と維新は野党じゃない!社民党・大椿ゆうこ氏が語る野党の定義とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
ここで、MC乙武洋匡は前原誠司氏が設立を表明した「教育無償化を実現する会」について大椿氏に意見を求めます。 すると、大椿氏は新党のメンバーに滋賀の議員が多い点に言及。滋賀は市民と野党の共闘が成功している地域であり、滋賀県で野党共闘に取り組んできた市民に対し「残念な思いをしているだろう」と思いを馳せました。
話が維新に及ぶと「維新の方が得意です」と大椿氏。国会でも維新が質問に立つときはメモの用意をして臨むとのことで、思うところが色々とあるようです。 大椿氏が最も許せないと感じているのは、自身が政治家になる前の大阪教育合同労働組合の専従職員として従事していたときのこと。 公立校で勤務する常勤講師などの非正規労働者の次年度契約を求める団体交渉を、大阪府知事であった橋下徹氏が約5年にわたり拒否し続けたことがありました。 「弁護士でもある首長が自分の自治体の労働者の雇用について団交拒否するような政党はまともじゃない」という思いが大椿氏の怒りの源泉となっているようです。 また、大椿氏は大阪・関西万博では大阪市民の負担が1万9000円に上ることに言及し、「人々の暮らしよりも話題性の高いイベントにお金を使う政治」と批判。「きちんと国会の中でも戦いたいと思っています」とコメントしました。 MC乙武が教育無償化など、政策によっては維新に賛同できるものもあるのではないかと問うと、大椿氏は維新の教育無償化は公教育の存続に重きを置いていないと説明。 「授業料無償化という言葉だけでなく、裏に何が隠されているのかしっかり見る必要がある」と語りました。 大椿氏「探していけば共闘できるところもないとは言わないです。(中略)大阪府民・市民としては維新政治の問題点を批判していく立場にあるかなと思っています」 MC乙武が、東京オリンピックの時に維新が中止論の急先鋒的な立場であったにも関わらず、万博において真逆の立場に立っている状況について言及すると、大椿氏はカジノ計画の存在を理由に「彼らは万博は絶対にやりたい」とコメント。 「今やめれば負担は安くつきますから。府民のためにも、大阪に住んでいない皆さんも負担があるわけですから、ここはやめ時なんじゃないかなと思っています」と締めくくりました。