ウソだろ!? 幡地隆寛愛用のアイアンは、6番のロフトを寝かせて7番として使っていた!
今季、アジアンツアーで優勝し、国内男子ツアーでも2勝と飛躍を遂げた幡地隆寛。飛ばし屋でもある彼のアイアンを取材すると独特過ぎて……。その詳細をレポートしたい。 【写真】幡地の14本全部見せます! 6番ヘッドを使用した7番は”つかまりにくい顔”で、ソールの刻印が消えている? 4I~PWで『タイトリスト620MB』ヘッドに『DG EX ツアーイシュー』シャフトを使っている。例えば、7番には6番のヘッドが使用されており、”ヘッドの番手ずらし”を行っているという。なぜだろうか? 「つかまる印象のあるグースネックの顔で嫌で、例えば、7番には、6番ヘッドのロフトを寝かせて(約4度)リーディングエッジが出るようにしてもらっています。ロフトを立てるとどんどんネックが出てきて(オフセットが強くなって)、つかまり感が出て構えにくくなるんです。とにかくグースネックよりも出っ歯な顔がいいですね」 以前は、無意識に球を逃がす動きをしてしまい、つかまったフェードが打てなかったという。左へのミスを減らすために、ロフトを寝かせてストレートネックに仕上げているのだ。 ロフトを寝かせた分、バンス角が増加してしまうため、ソールを削って調整。番手の刻印が消えてしまった後に、6番のヘッドには『7』と入れ直している。 普段は、8番アイアンでよく練習していると幡地は語る。「元々(つかまりやすい)ショートアイアンと(つかまりにくい)ミドルアイアンの顔の境目は8番と言われていますよね。どっちにも見えないのが、8番の顔。8番にはロフトを寝かせた7番ヘッドが入っていて、すごく打ちやすい顔なんです。だから、8番アイアンでよく練習しています」 そして、3番アイアンの代わりにはアイアン型ユーティリティを使う。「3番アイアンを入れていたんですが、どうも苦手で。だから2番のアイアン型ユーティリティを使っています。元々18度でしたが、これも2度寝かせて20度で使っています」 こだわりにこだわった幡地のアイアンヘッドを見ると、勝利への強い探求心が垣間見えた気がした。 【幡地隆寛のクラブセッティング】 1W:タイトリスト GT4(10.8度/ベンタスブラック7X) 3W:タイトリスト GT3(16.5度/ベンタスブラック7X) 2U:タイトリスト U505(ベンタス BK HB 10TX) 4I~PW:タイトリスト 620MB(DG EXツアーイシュー) 52・56度:ボーケイ SM10(52度12F、56度10S /DG EXツアーイシュー ) 60度:ボーケイ WedgeWorks(60度06K/DG EXツアーイシュー ) PT:スコッティ・キャメロン Phantom X T11ツアープロトタイプ BALL:タイトリスト Pro V1x レフトダッシュ ◇ ◇ ◇ 2024年はやさしいドライバーの当たり年だった!? 関連記事【最新やさしいドライバー23機種は『10K』『MAX』『短尺』『つかまり重視』に分かれる! あなたに合うのはどのタイプ?】を読めば、ピッタリモデルがわかります。