マンU暫定監督「必要とされる限り助ける」 アモリム氏就任が近づく中
【AFP=時事】サッカーイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルート・ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)暫定監督は30日、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)前監督の後任候補ルベン・アモリム(Ruben Amorim)氏が今月いっぱいは就任しないとの報道が出る中、「必要とされる限り」協力すると述べた。 【写真】チームマスコットに出迎えられるファン・ニステルローイ暫定監督 テン・ハーフ前監督の解任からわずか2日、ファン・ニステルローイ暫定監督の下でユナイテッドはレスター・シティ(Leicester City)を5‐2で下し、イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2024-25)準々決勝進出を決めた。 ユナイテッドは27日に行われたリーグ戦でウェストハム(West Ham)に1‐2で敗れて14位に沈んでおり、翌28日にテン・ハーフ氏を解任。その後任の第一候補には、ポルトガル1部スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)のアモリム監督が浮上しており、同クラブはユナイテッドが1000万ユーロ(約16億6000万円)の契約解除金を支払う用意があることを認めている。 ポルトガルでの報道によると、アモリム氏は11月の代表戦休暇での移籍を完了するまで、今後3試合はスポルティングにとどまる予定だという。 このため少なくとも今週末のチェルシー(Chelsea)戦、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2024-25)のPAOK FC戦、さらにレスターとのリーグ戦では、ファン・ニステルローイ氏が指揮を執ることになる。 ファン・ニステルローイ暫定監督はこの日のレスター戦後、「クラブを助けるためにアシスタントとしてここに来た。必要とされる限り助ける、将来はどんな立場であっても、クラブを未来に向けて築き上げるのを助けるためにここにいる」と述べた。 英スカイ・スポーツは30日、スポルティング情報筋の言葉としてアモリム氏のユナイテッド加入は「決定事項」としたものの、クラブ側は口を閉ざしたままとなっている。 アモリム氏は、29日に行われたリーグカップ(Portuguese League Cup 2024-25)の試合後の会見で、これがスポルティングを指揮する最後の試合になるのかとの質問に対して、「それは誰にも分からない。まだ何も決まっていないから」と言葉を濁した。【翻訳編集】 AFPBB News