大阪・道頓堀グリコサイン──LED映像ない日中も名物看板です
23日夜に華々しい点灯デビューを飾った大阪市中央区道頓堀の名物「道頓堀グリコサイン」。6代目となる看板はLEDによる映像が流れ、通天閣から富士山、東京タワーまで様々な背景の変化を楽しめる。だが、そこで疑問がひとつ生じた。点灯していない時は、看板に何も映っていないのだろうか。「日中はこれが、本当にLED看板かと思うくらいの容姿になってますよ」と江崎グリコ広報担当者。その言葉を受け翌24日朝に道頓堀を訪ねてみると、これまでと変わらない笑顔のゴールインマークがあり、すでに人気の撮影スポットとなっていた。
グリコ広報「昼間も変わらず写真撮影を楽しめます」
日中の道頓堀に、あの笑顔が帰ってきた。高さ20メートル、横幅10.38メートルの道頓堀グリコネオンサインは、中央に描かれた両手をあげたゴールインマークがにっこりとほほえんでいる。24日朝も、早くから観光客らが撮影を楽しんでいる。 香港から旅行で来たという男性は「とてもすばらしい。きょう日本に来たことはすごい記念になる」と笑顔を見せ何枚も写真撮影を行う。東京都から団体旅行で来たという女性は「朝のテレビで見て来たくなった。昼間は映像がないとなにもないと思ったから『無理かなあ』と思ったけど、いつもと変わらないのでよかった」とホッとした表情を見せていた。
LED映像流れる時間は午後6時から午前0時まで
今回点灯が始まった道頓堀グリコサインは、これまで使用していたネオン管(4460本)に代わり、LEDを採用。そのLEDチップは14万3976個を数えるという。 大きさは高さ20メートル、横幅10.38メートルで、点灯時間は午後6時から午前0時までとなっている。江崎グリコグループ広報部マネジャーの吉本宏さんは「最初、映像ということで昼間は見られないと思われるかもしれませんが、昼間来て頂いてもこれまでと変わらないグリコ看板があります。私も点灯していない時の看板を初めて見た時はビックリしました」と話していた。