台湾ランタンフェス、メイン作品のデザイン公開 蛇や野球をモチーフに
(台北中央社)毎年恒例の台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)が2月12日から23日まで、北部・桃園市で開催される。交通部観光署(観光庁)は3日、メインランタンと手持ちミニランタンのデザインを公開した。メインランタンには今年のえとである蛇や昨年野球の国際大会プレミア12で台湾代表が優勝したことにちなみ、野球の要素が取り入れられた。 同市で台湾ランタンフェスが開催されるのは2016年以来9年ぶり。メインランタンは台湾人アーティストの李明道(Akibo)さんがデザインし、「無限楽園」と名付けられた。夜間には30分ごとにライトショーが行われる。 李さんによると、遊園地のジェットコースターやウオータースライダーから着想を得て、ランタンフェスの楽しい雰囲気を表現したという。無限を表す記号「∞」の形で、台座を含めた高さは18メートル。360度回転する。人工知能(AI)などの技術を活用し、野球文化や郷土文化、国際参加などをアピールする。 陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)はあいさつで、今年の来場者数を延べ1000万人と見込んだ。また張善政(ちょうぜんせい)桃園市長は、桃園で再び台湾ランタンフェスが行われることをうれしく思うとし、同市に点在する貯水池や野球場の他、客家や原住民(先住民)族、外国人配偶者や移民ら新住民の文化を表現するとPRした。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)