新車購入後の「6ヶ月点検」は本当に無料?費用がかかるケースや法定点検との違いとは
新車を購入した際、ディーラーから「6ヶ月点検」の案内をもらったことがある方もいるかもしれません。しかし、法定点検と何が異なるのかよく分からない方もいるでしょう。 また、案内に「点検は無料」と記載されているものの、本当に無料なのか疑問に思ったことがある方も多いはずです。そこで今回は、6ヶ月点検の概要に加えて、法定点検との違いや費用がかかるケースを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
6ヶ月点検とは?
6ヶ月点検とは、ディーラーから新車を購入して、半年後に受けられるディーラー独自の点検です。通知の方法やタイミングに特に規定はなく、はがきや電話で通知が行われる場合があります。 6ヶ月点検は無料で実施される場合が多い傾向があり、点検時に発見された故障や不具合は、保証の範囲内なら無料で修理してもらえる利点もあります。気づくのが難しい不具合を早期に発見できる可能性があるため、積極的に点検を受けるとよいでしょう。 ■法定点検との違い 6ヶ月点検はディーラーが独自に実施するもので、点検を受ける法的な義務はありません。 一方、法定点検は道路運送車両法第48条に基づいて定期的に実施しなければならない点検です。 つまり、6ヶ月点検と法定点検との違いは、法的に受ける義務があるかどうかにあるといえます。法定点検では、国土交通省が定めた技術基準に基づき、車に故障やトラブルの原因がないかを厳密に確認し、必要に応じて整備を行います。
6ヶ月点検の内容
6ヶ月点検では、車両の安全性と快適性を維持するため、さまざまな箇所が点検されます。 車内点検では、ブレーキペダルやブレーキの効き具合、各種ランプの動作やシートベルトの損傷・ねじれが確認されます。 エンジンルームでは、ブレーキ液量やクラッチ液量、エンジンの低速・加速の状態などが点検対象です。ほかにも、タイヤ空気圧や亀裂・損傷の確認、ワイパーの拭き取り状態やウインドウォッシャーの液量・噴射状態なども細かく点検されます。