広島・ドラ3岡本“カレー”パワーで華麗に 大学から投手転向「いくつになっても向上心を忘れずに」
広島は17日、広島市内のホテルで新入団選手発表会見を行い、新人8選手がプロとしての第一歩を踏み出した。ここ一番!という舞台に立つ前は、思い出の勝負メシで臨む。ドラフト3位・岡本駿投手(22)=甲南大=は、1軍デビューが決まった日の朝食を問われると「カレーライスを食べたい」と壇上で笑顔を見せた。 【写真】入団発表のど真ん中で 新井監督が若すぎるwww 高校時代、どうすれば体が大きくなるかを考えた。「カレーが一番、ご飯が進む。毎日カレーを食べてました」と毎朝欠かさずほおばった。さすがに「嫌になった時もあった」と苦笑するも丼に盛られた白米とルーに向き合った。「食べないとデカくならなかった。身長は3~4センチ伸びて体重は10キロほど増えた」。効果はてきめんだった。 大学から投手に転向してプロ入りにつなげた経歴の持ち主。「先輩にすぐ聞いたり、SNSを使ったり、自分の動画と見比べたりして改善していきました」と旺盛な探究心が成長を支えた。だからこそ、プロでも「いくつになっても向上心を忘れずに」と誓った。対戦したい打者は同姓の巨人・岡本和で「大瀬良投手や森下投手のようになりたい」とチームの柱になる夢を描いたルーキー。“カレーパワー”を源に、広島でも華麗に舞う。 ◇岡本 駿(おかもと・しゅん)2002年6月12日生まれ。徳島県勝浦町出身。186センチ、80キロ。右投げ左打ち、投手。小学2年時に勝浦タイガーススポーツ少年団で野球を始め、勝浦中では軟式野球部に所属。城南では遊撃手を務めた。甲南大から本格的に投手を始め、1年からリーグ戦出場。持ち球はストレート、カットボール、チェンジアップ、スライダー、ツーシーム。座右の銘は初志貫徹、笑顔。好きな芸能人は小栗旬。