ソフトバンク有原が大一番で3回4失点KO 真中氏が「気持ちが変わり、リズムを崩された」と指摘したポイントは?
◆ DeNA打線に封じ込められた球種…坂口氏「もう少し決まっていれば」 ソフトバンクは3日、DeNAとの日本シリーズ第6戦を2-11の大差で落とし、2勝4敗で4年ぶりの日本一を逃した。ソフトバンクの先発は、第1戦以来の登板となる有原航平。前回はDeNA打線を7回無失点に抑えたが、この日は2回に筒香嘉智の本塁打と桑原将志の適時打で3点を失うなど、3回61球6安打4奪三振3四死球4失点で降板した。 鷹のエース・有原のまさかの乱調に、3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した岩本勉氏は「日本ハム時代からの有原の悪い傾向は、事が目の前で起きた時にボールが真ん中に寄ること。四球を出さないがコントロールの悪い有原が時々やってくる。そうやってボールがベース上に集まり、初球からカンカン打たれる傾向をもっている投手。それが今日見えたように感じた」と分析した。 真中満氏は2回の投球に注目し「立ち上がりは非常に落ち着いていたが、DeNA打線がことごとく凡退していたチェンジアップを捉えた筒香の一発で、不安になったと思う。ボール先行になり厳しい所に行って3四死球に繋がってしまった。調子自体は悪くなかったが、筒香の一発によって気持ちが変わり、リズムを崩された」とターニングポイントに言及。岩本氏も「自分から負のスパイラルを作ってしまった」と同調した。 坂口智隆氏は、この日の有原の球種について「チェンジアップを打たれたことでスプリット系が増え、真っ直ぐやカットボールに頼らなければいけないカウントになってしまい、狙いすぎて四球になるという、神経を使った投球だった。もう少しチェンジアップが決まっていれば、打たれなかった。アメリカから帰ってきて、チェンジアップを上手く打たせて球数少なく抑えていくのが特徴だった。今日は良さが削がれた」と指摘した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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