ヤクルトがFAの福谷浩司に複数年契約用意 万能型右腕争奪戦で誠意示す
ヤクルトが国内FA権を行使した中日・福谷浩司投手(33)に複数年契約を用意していることが19日、分かった。プエルトリコでのウィンターリーグ、米国での自主トレを終え16日に帰国した右腕と20日に名古屋市で初交渉する予定。調査を進める日本ハム、残留の可能性がある中日との争奪戦に発展しており、出来高などの条件面も精査した上でできる限りの誠意を示す。 通算278登板と経験豊富で先発、中継ぎ両方をこなせる万能型右腕は今季年俸2000万円で、人的、金銭ともに補償不要なCランクとみられ、投手陣の整備が大きな課題となっているチームにとっては魅力的な存在だ。今オフのFA戦線では、ロッテに移籍が決まったソフトバンク・石川の獲得に失敗。“2連敗”は避けたいだけに本腰を入れて初交渉に臨む。
報知新聞社