ゴミ捨て場に置かれた「不審な箱」 中には…「シャー」と威嚇する油まみれの子猫が2匹 連れて帰って10年後、家族を癒やす「甘えん坊」に
猫たちへの思いとこれからの願い
にこちゃんとはなくんを迎えたことで、家族の生活に変化があったといいます。 「にこちゃんとはなくんをお迎えしたことで、家族で動物について話すことが増えたように思います。にこちゃんとはなくんについて『今日は、こんなことしていたよ』という報告や、日常で見かける鳥などいろいろな動物の話題が上がるようになりました」 その存在は家族にとって大きな癒しとなり、飼い主さん夫婦と子どもたちの絆を深めるきっかけにもなっているそうです。 「ちょうど子どもたちが思春期を迎える時期で、にこちゃんとはなくんがいてくれることで家族みなが癒やされています。子どもたちから悩みを打ち明けてもらえるきっかけもできて、一緒に考えたり、アドバイスしたりすることができました。私たち家族にとって、にこちゃんとはなくんは、なくてはならない大切な存在です」 これからも健康に気をつけ、快適な生活を送らせてあげたいと語る飼い主さん。 「にこちゃんとはなくんは、今年10歳、シニア期に入りました。健康には気をつけなくてはいけないと思っています。また、あれだけ人間に怯え、抱っこもできなかった子たちが、今ではすっかり甘えん坊になりました。寒い夜は、布団の中に入って一緒に寝てくれるまでになったのです。あきらめずに愛情をそそぐことで信頼関係を築くことができるのだと思いました」 飼い主さん家族に笑顔をもたらすにこちゃんとはなくん。これからの暮らしも、家族とともに幸せに包まれることでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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