ガーミンのスマートウォッチ、睡眠分析はどう見る? 重要な指標は3つ
初夏の天気が続くなか梅雨の足音も忍び寄り、蒸し暑く寝苦しい夜も出てきました。今回、スマートウォッチの睡眠分析機能を使って良質な睡眠を取ろうというイベントをガーミンが開催。睡眠改善に関する書籍を多数執筆している角谷リョウ氏が、スマートウォッチの睡眠分析から睡眠改善に役立つポイントを紹介しました。 【写真】筆者が記録したある日のBody Battery。個人的にはストレスレベルと組み合わせてデータ表示される部分が気に入っている。ストレスレベルが高い日はBody Batteryの減りも早く、睡眠の質にも影響しそうだ
ほかの多くの主要スマートウォッチと同じように、ガーミンの睡眠機能では、睡眠時間や睡眠の深さ(深い、浅い、レム、覚醒)を計測可能。また、これら深さや浅さのバランスがよいかなど睡眠の状態を総合的に分析した睡眠スコアの算出や、推奨睡眠時間や睡眠改善の提案を行う睡眠コーチも受けられます。睡眠データは蓄積され、当日や1週間、1カ月、年間などでグラフ化し、睡眠の傾向がわかります。 角谷リョウ氏によると、ストレスを感じやすい現代では「睡眠」が心身の回復の基本といいます。交感神経と副交感神経のバランスを取り、良質な睡眠をとることで疲労から回復することが、健康な生活につながるとしました。ガーミンのヘルス・ウェルネス向けスマートウォッチで睡眠計測した場合の睡眠スコアを使った場合、注目すべき箇所が3つあるといいます。 ■深いノンレム睡眠を多くとる まず最重要のポイントが「深いノンレム睡眠」の時間。何よりも深いノンレム睡眠の時間を確保することで、回復具合が変わるといいます。最低30分、できれば1時間30分以上取ることが理想。深い睡眠が少なく、浅い睡眠が長い睡眠は全体として疲れがとれない睡眠とのこと。
■睡眠スコアの高得点を目指す 次のポイントは「睡眠スコアの向上」。こちらは最低60点以上、できれば80点以上が理想。ただ80点を超えた場合は90点での100点でも、質に大きな変わりはないそう。睡眠時間が少なかったとしても、深い睡眠をしっかりとったり、覚醒時間がなかったりするなど内容がよければ高得点が狙えるといい、日々高い得点を目指したいところです。