自公との連立になったら、どの大臣に就きたいのか…そう聞かれた国民民主・玉木代表が即座に回答したこと
■「総理大臣ですね」 国民民主党の連立入り騒ぎが報じられた直後の2023年9月10日、玉木は、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、橋下徹前大阪市長から問われた。 「仮に連立になったとして、玉木さんだったらどこの大臣に就きたいんですか?」 玉木はこの問いに間髪を入れずに答えた。「総理大臣ですね」この発言も話題となったが、玉木は、これまでにも民進党の代表選に出馬したときや、希望の党の代表時代など、たびたび総理大臣に就任する意欲を示してきた。 現在、玉木が代表を務める国民民主党は、衆議院議員10人、参議院議員11人の小政党だが、過去には小政党の党首が総理大臣に就任したケースもある。非自民、非共産の8党派による連立政権となった細川内閣の細川護熙日本新党代表や、自社さ政権時代の村山富市社会党委員長などだ。 玉木自身も、チャンスがあれば総理大臣になる意欲があるのだろうか。玉木が語る。 「政治は生き物ですから、何が起きるかはわかりません。わたし自身は、国際政治が劇的に変化するなかで、日本の政治において中核的な役割を果たせるような気構えや、覚悟と責任を持てるようになりたいと思っています」 ---------- 大下 英治(おおした・えいじ) 作家 1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。『週刊文春』記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。著書に『安倍官邸「権力」の正体』(角川新書)、『孫正義に学ぶ知恵 チーム全体で勝利する「リーダー」という生き方』(東洋出版)、『落ちこぼれでも成功できる ニトリの経営戦記』(徳間書店)、『田中角栄 最後の激闘 下剋上の掟』『日本を揺るがした三巨頭 黒幕・政商・宰相』『政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄』『スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件 四四〇億円の借金帳消しを勝ち取った男たち』『安藤昇 俠気と弾丸の全生涯』『西武王国の興亡 堤義明 最後の告白』『最後の無頼派作家 梶山季之』『ハマの帝王 横浜をつくった男 藤木幸夫』『任俠映画伝説 高倉健と鶴田浩二』上・下巻(以上、さくら舎)、『逆襲弁護士 河合弘之』『最後の怪物 渡邉恒雄』『高倉健の背中 監督・降旗康男に遺した男の立ち姿』『映画女優 吉永小百合』『ショーケン 天才と狂気』『百円の男 ダイソー矢野博丈』(以上、祥伝社文庫)などがある。 ----------
作家 大下 英治